ひとこと(2014年~)

◆小石川後楽園の新緑

 コロナ禍以降、遠出ではなく近くの公園に母と行く機会が増えました。先日は小石川後楽園を訪れました。藤の花は見頃を少し過ぎていましたが、新緑は美しく、また睡蓮が咲き始めていました。

[2023年4月]

◆やさしく・ふかく・ひろく

 新型コロナウイルス感染拡大の状況が続いていますが、罹患された皆様、影響を受けていらっしゃる皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

 外出の自粛が続く中、自宅で過ごす時間が増えた方も多いかと思いますが、私の場合は、積読だった本に少しずつ目を通しています(といっても拾い読み…)。

 その中で、「やさしく」「ふかく」「ひろく」という言葉が心に響きました。出所は五木寛之著『百寺巡礼 第二巻 北陸』(講談社、2003年)です。

 同書で、著者は浄土真宗の蓮如と深い関りをもった福井県の吉崎御坊跡を紹介しているのですが、浄土宗を開いた法然と、浄土真宗の開祖である親鸞、そして蓮如について、次のように考察されています。

 法然はむずかしい修行を「やさしく」行うことを教えた人、親鸞は「やさしいことを、真にふかく」きわめようとした人、蓮如は親鸞がきわめた「ふかいことを、できるだけひろく」伝えようと、渾身の力をこめて生き抜いた人だったと思う、と。

 

 「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをひろく」

 これを実現するには、努力や熱意のみならず、深い見識や表現力等も必要となりましょうが、何かを伝えようとするとき、振り返る言葉になりそうです。[2020年4月]

◆インドAYUSH省が推奨する5分間ヨーガ

先月(2020年1月)、インド政府AYUSH省から”Yoga Break at Work Place”が発信されました。これは「職場におけるヨーガ・ブレイク(休憩)」といいましょうか、立位のポーズが中心の5分間のヨーガのプログラムです。

 

5 Minutes Yoga Protocol

 

[2020年2月]

◆ガーンディー生誕150周年

今年はインド独立の父、マハートマー・ガーンディー(1869-1948)の生誕150周年にあたるそうです(下記は149周年の模様です。子供たちがかわいいです)。

 

生誕149周年:ガーンディーに扮したインドの子供たち(AFP BB NEWS)

 

インド各地にガーンディー縁の場所がありますが、首都デリーにも、ガーンディーを記念する所があります。一つはガーンディー博物館(Gandhi Smriti Museum)です。そこにはガーンディーが凶弾に倒れた地点があり、ガーンディー最後の足跡が印されています。筆者は30年程前に訪れましたが、その場の光景がとても印象に残っています。

こことは別に、国立ガーンディー博物館(National Gandhi Museum)もあります。

 

それから、ガーンディーが荼毘に付されたラージガートも、(筆者にとっては)再度訪れたい場所です。広い静謐な空間に身をゆだね、非暴力をはじめとするガーンディーが唱えたことに想いを巡らせられたらと思います。[2019年1月]

◆ヨーガと統合医療

ヨーガ教室において、健康維持のためにヨーガを実践する方は多いと思います。また、近年、医療機関等で疾患を持っている方がヨーガを実践する機会も増えてきているようです。こうしたヨーガについてのエビデンスレポートが、厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』「統合医療情報発信サイト」で閲覧できます。

合わせて、ストレス関連疾患に対する「ヨガ利用ガイド」(医療者用・患者用)も見られます。

 

統合医療情報発信サイト「ヨガ」

 

中高年になると何らかの疾患(いわゆる未病の状態のものも含めて)を持っている可能性は高く、通常のヨーガ教室においても、(やみくもに難易度の高いアーサナ(坐法)等を行うのではなく)「安全に」ヨーガを実施することを考える必要があると思います。その際に、「ヨガ利用ガイド」は大変参考になるように思います。[2018年9月]

◆上野不忍池の蓮

 8月始め、東京上野の不忍池(しのばずのいけ)に咲く蓮の花を見てきました。ちょうど見頃で、数多くの蓮の花が池いっぱいに咲いている様子は壮観でした。きれいなピンク色の花びらの美しい姿は見飽きることなく、暑さもしばらく忘れるほどでした。[2017年8月]

◆カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所を再訪しました

3月25日より1週間程、インドのカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所を訪問しました。ムンバイから車で2時間、デカン高原を上がったところに、ロナワラ(ロナーヴラー)というチッキ(ナッツ等を固めたお菓子)が名物の避暑地があります。同地に同研究所があります。

 

今回は久しぶりの再訪で、色々変化を感じるとともに、スワーミー・マヘーシャーナンダ師はじめ先生方にもお会いして、様々にお話を伺ったことは得難い体験でした。私は同研究所付属ヨーガカレッジのヨーガ教育ディプロマ・コース(DYEd)(1991-92)の修了生ですが、なんとかつての同級生がオフィスに勤務していることもわかり、嬉しい再会をしました。

 

日中は暑くなりましたが、朝晩は風が爽やかで、まだしのぎやすい気候でした。滞在するヘルスケア・センターの部屋はシンプルですが、清潔でした(物干し、棚もあり、シャワールームでは常時、お湯が出ました)。ミネラル・ウォーター等の小物が買える売店もあり、また出版物とともにオーガニックの製品なども売られているお店もあり、とても便利になったと感じました。

 

インド伝統医療であるアーユルヴェーダのトリートメントも受けられるようになっており、また自然療法(ナチュロパシー)の施設もありました。一方、カレッジでは、ちょうど最終試験前の時期でしたが、実技の特別クラスがあり、私も参加させていただきました。クリヤー(浄化法)の実習も見学しましたが、学生達はヴァストラ・ダウティ(布を飲み込んで取り出す!)の練習をしていました。

 

ヘルスケア・センターには中高年のみならず若者も来ており、健康志向の高まりを感じました。こうしたニーズに応えるように、カイヴァルヤダーマがヨーガと伝統医療を現代に適用すべく、日々進化し続けていることを感じました。[2017年4月]

◆カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所(Kaivalyadhama Yoga Institute)のオンライン・コース

インド・ロナワラにあるカイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所でオンライン・コース(YIC=Yoga Instructor Course)が2年前に始まりました。

オンライン・コースの映像を見ると、25年前に私が同研究所付属ヨーガ・カレッジで学んでいた際に教鞭をとっていらした先生のお顔もあり、懐かしく思います。

英語による講義ですが、ヨーガの古典『ヨーガ・スートラ』をはじめ、解剖生理学や心理学等の見地からの講義もあり、ヨーガをバランスよく学べるコースといえましょう。

関西と関東で、勉強会も行なわれています。

 

カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所 オンライン・コース

 

伝統的ヨーガの理論と技術

 (↑オンラインコース日本人メンター・相方宏先生のブログ)

 

[2016年11月]

◆健康と医学の博物館

東京大学本郷キャンパス内にある「健康と医学の博物館」に行ってきました。現在の企画展のテーマは「大腸のふしぎ」です。この企画展の会期は延長されて4月12日まで、無料で見学できます。

腸は脳から独立した神経をもち、その数は数億個にも及ぶことや、神経やホルモン、サイトカインが脳とのやりとりを担う「腸脳相関」があること、また現在は、脳と腸と腸内細菌叢の3つの関連について研究がなされていること、罹患数2位のがんは大腸がんで女性のがん死亡原因の1位であることなどを改めて認識しました。

気軽に見学できます(お天気のよい時は一休みできるテラスもあります)。

健康と医学の博物館  

[2016年3月]

◆6月21日は「国際ヨーガの日」

インドのナレンドラ・モディ首相の提案を受けて、昨年の国連総会で、6月21日が「国際ヨーガの日」として採択されました。

Internatinal Day of Yoga

ヨーガのプロモーション・ビデオが、インドのモラルジ・デサイ国立ヨーガ研究所(MDNIY)によって制作されています(国連でのモディ首相の映像とともに、ヨーガのアーサナ、プラーナーヤーマの実技が見られます)。

Common Yoga Protocol

[2015年5月]                                                     

◆変わるコルカタ

インド・コルカタ(カルカッタ)の玄関であるネタジ・スバスチャンドラ・ボース国際空港。久しぶりに訪れたところ、すっかりきれいになっていました。出発ターミナルは女神様がお見送り。[2014年1月]

フードコートやゲームコーナーなども完備のショッピングモール(サウスシティ・モール)。

 

林立する高層マンション。

 

◆恋するフォーチュンクッキー コルカタ編!

コルカタの風景(ヴィクトリア・メモリアル、ハウラー駅、フーグリー川、ダクシネシュワル寺院など)や、ドゥルガー神、ヨーガダンス(雑技団風?)…なども登場するので、シェアさせていただきます。

http://www.youtube.com/watch?v=7dJpygW6Uh8

デリー編はこちら↓

http://www.youtube.com/watch?v=yifhzN4O2T0 

◆ダクシネシュワル寺院

コルカタを流れるフーグリー川東岸にあるダクシネシュワル(ベンガル語ではドッキネッショル)寺院。この本堂の御本尊はカーリー女神です。19世紀半ば、役僧であったシュリー・ラーマクリシュナが瞑想修行に励んでいたことで知られています。[2014年1月]

◆アンバサダー健在

黄色いアンバサダーはタクシー。この車を見るとコルカタに来たことを実感します(カーリー寺院付近にて)。[2014年1月]

 

◆ナーガリンガム

上を見ると、美しい葉が生い茂っていますが・・・。

 

 

 

 

じゃがいものような丸い実がついています。「ナーガリンガム」という木です。英語ではCannonball Treeで、和名は「砲丸の木(ホウガンボク)」というそうです(コルカタ近郊ベルールにて)。

 

 

この花の花弁をそっと持ち上げると、中にポチッとふくらみが(雌しべ)。それはシヴァ「リンガ」のように見えます。その上を、へら形に伸びた雄しべの一部が、えらを広げた「ナーガ」(蛇神)のような形で覆いかぶさっています。(参考文献:西岡直樹『インド花綴り』木犀社)[2014年1月]